こんにちは。
生活習慣病予防・メタボ改善のためのダイエット支援と法人の健幸経営サポートをしている保健師の金原嘉子です。
この1年「コロナ太り」という言葉が、普通に使われるようになってもう1年。
ダイエットサポートや企業での健康支援を通じて、コロナ太りを経験された人にたくさんお会いました。
コロナ太りで問題となるのは、体重だけではありません。
体重増加に伴って、メタボや生活習慣病のリスクとなる検査データが悪化している人が多いのです。
具体的には
血圧、血糖値、中性脂肪、HDLコレステロールなどのメタボ関連因子
これらに加えて、LDLコレステロール、尿酸値、肝機能などの生活習慣病関連因子
などが、体重増加とともに悪化している人が多くみられます。
これらは、長い間、基準値を大幅に超えていることが問題となるので、できるだけ早く、改善していくことが血管を動脈硬化から守るために必要となります。
しかし、一方で「コロナ痩せ」をした人たちも見受けられます。
コロナ痩せした人と、コロナ太りする人にはどんな違いがあるのでしょうか。
コロナ痩せした人たちの特徴
コロナ痩せした人たちに話を伺うと、以下のようなことが聞かれました。
・通勤時間がなくなった分、妻(または夫)とウォーキングすることが習慣になった
・外食や付き合いで飲みに行くことが減り、自宅で家族が作ってくれる食事を食べることが多くなった
・通勤時間が長く、夕食時間が21時頃になっていたが、19時頃には夕食を済ませられるようになった
・朝の時間に余裕ができたので、朝食を食べることが習慣になった
・時間に余裕ができたので、食事に気を使えるようになった
・アプリを使って、体重を記録したり、食べたものも写真にとり、見える化するようになった
・免疫力を下げないように、食事には今まで以上に気を付けた
通勤時間や外出時間が減った分、時間的には余裕ができました。
その時間を食事と向き合う時間に充てたり、丁寧に食事をしたり、食事や体重を見える化してみたり・・・
「食」に意識を向けられた人が多いようです。
また、運動面でも、家族と一緒にウォーキングというのも運動の効果だけでなく、家族のコミュニケーションが増えたりという効果もありそうですね。
コロナ太りしてしまった人の特徴
それではコロナ太りしてしまった人はどうでしょうか?
・コロナ前はジムに通っていたが、行けなくなった
・自宅で飲むアルコールの量が増えた
・在宅ワーク中にお菓子などをつまんでしまう
・在宅ワークの昼食は、カップラーメンなどで簡単に済ませることが多い
・通勤時間が無くなったので、朝はギリギリまで寝ている
・在宅ワークで歩く量が減ったのは自覚しているが、特に運動はしていない
・通勤はなくなったが、食事の量は特に気にしていない
・体重を測る習慣はなく、健康診断で久しぶりに測ってびっくりした
コロナ禍では運動もなかなかしづらい状況が続いています。
「今までの運動ができない」変わりに何かに取り組めたらよいのですが、その状況を放置してしまったり、活動量が減ったにも関わらず、食事に意識を向けられなかったり、口にするものが増えてしまっていたり・・・
生活状況や仕事状況が変化しているので、仕方がない部分もありますが、そのせいで不健康に拍車がかかってしまうのはもったいないですね。
コロナ禍での活動量の変化
歩数の変化を例に考えてみましょう。
毎日通勤して、1日に平均8000歩、歩いていた人が、在宅ワークになり、1日の歩数が平均2000歩に減ったと考えてみます。
1日あたり、6000歩もの歩数が減るということは、1日に消費カロリーや約240kcalほど減ってしまうということです。
これが1ヶ月続くと、
240kcal×30日=7200kcal
これは体脂肪1kg分のエネルギー量と等しいので、
「1ヶ月で体重が1kg増える」
ということになります。
つまり活動量が減っている中で、食事を今までと同じように食べる、もしくは間食やお酒が増えていれば、体重が増えるのは当たり前のことなのです。
1ヶ月で1kgなら1年たてば、12kg。
怖いですね。食事を意識しなければ体重が増えることは必然・・・と言っても過言ではなさそうです。
コロナ痩せのチャンスはあと少し!
コロナ痩せをしている人たちは、「食習慣」に何かしらの変化を起こしている人がほとんどです。
まだ、もう少しコロナ禍が続きそうな今、コロナ痩せのチャンスもあと少しです。
活動量は減っていますが、お付き合いの会食は減っているはず。
つまり、自分自身でコントロールできる食事の頻度は確実に増えているはずです。
ダイエットする上で環境は大事です。
誘惑や周囲からの横やりが入らない今だからこそ、ダイエットを成功させるチャンスです。
このチャンスを活かしてあなたも「コロナ痩せ」を目指してみましょう。
脱メタボ・健診結果改善を目的とし減量のための食事改善プログラム
詳細・お申込みは
こちらから